「THIS IS IT」

近所のシネコンで木曜日がメンズデイになって、¥1,000で見れると云うコトで見させて頂きました。 
MOVIX、有難いですw(メンズデイの無いMOVIXもあるので注意です。) 
さて、「THIS IS IT」はマイケル・ジャクソンが行うハズだったコンサートのリハーサル風景を追ったドキュメンタリー映画なのですが、実際のコンサートのようにも見える演出が所々あったりします。 
マイケルのパフォーマンスはリハーサル以上のモノではないと思うのですが、良いコンサートを作り上げようとするマイケルの姿勢に心打たれます。 
マイケルの大ファンでなくても、ちょっとでもマイケルが好きな人なら感動してしまう映画だと思います。 
以下、ちょっとネタバレ?します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ワタクシが一番驚いたのは「音」です。 
まるでCDを聴いているような音なのです。(もちろん口パクではありません。) 
映画の中でバックの演奏を務めるミュージシャンのインタビューがありましたが、「オリジナルと同じように弾けるコトが要求され、そこから更に完成度を高めていく」と云った内容の発言がありました。 
演奏がオリジナルそっくりの音色なのはもちろん、マイケルの声もオリジナルと同じように発声されていて、その上でライブならではの味付けがされていました。 
ロンドンでコンサート行うと決定した時の会見で「観客が望む曲をやる」と言っているマイケルの様子が映画の中にありましたが、「観客が望む」と云うのはCDを聴いているファンがCDと同じ「音」を望んでいると云うふうにも完璧主義のマイケルは考えていたのでしょう。 
その上で「観客は未知の体験を望んでいるんだ」とマイケルが言っている場面がありました。 
確かに、本当にこのコンサートが行われていたら、それは素晴らしいコンサートになったコトだと思います。 
もうそれを見るコトが出来ないのは残念ですが(そもそも、もし日本で公演があったとしてもマイケルの大ファンではない自分は見に行こうと思わなかったかも知れませんが…)、愛を持って良いコンサートを作り上げようとしていたマイケルの姿をこの映画で見られたコトに、感謝したいと思います。