スチームボーイ
あとは、ちょっとハロプロと関係なくてゴメンナサイ。
見てきたんです、映画「スチームボーイ」。稲本選手も宣伝してたし。
ネタバレするんで、もし見たいかたがいらしたら、読まないで下さい。
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ハッキリ言うと、ガッカリでした。
「AKIRA」は原作があったのを映画にまとめちゃったからストーリー的にイマイチな所があったし、「MEMORIES」はオムニバスだったし、大友監督の初めてのオリジナル長編だったワケで、結構、期待してたんすよ。
産業革命期のイギリスを舞台にした冒険活劇、ってコトでドキドキワクワクがありそうな気もしたし。
何がダメだったかというと、まず主人公レイが魅力的じゃない。発明一家に生まれて、祖父と父の発明したスチームボールをめぐるゴタゴタに巻き込まれるんですが……事故をきっかけにちょっとマッドになってしまった父親と、発明を兵器に利用されたくない祖父との考え方の違いに揺れ動いて、結局どういう結論だったのか、この主人公の少年からは見えてこないのです。巻き込まれたまんま。
そんで、主人公がなんのために頑張ってるのかってのもイマイチ。なんか見てて宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」を思い出してしまう感じがあったんですが、あっちの主人公パズーはヒロイン・シータを守るためだけに頑張ってて、とっても分かりやすいし、感情移入しやすいんです。
こっちの主人公レイは、守るべきヒロインもいないし（ヒロインはいるけど、気が強いお嬢様で、別に守るべき存在ではない）、父を憎んでいるワケでもない。「ちょっとお父さん、それ間違ってんじゃないの？」ってな親子喧嘩くらいな感じなわけです。
お父さんが必ずしも悪役じゃないってのもスッキリしないんです。ちょっと資本家の力を利用して、すごいコトやってみたかったくらいな感じで。
だから、最後に誰か悪いヤツを倒したとか、ヒロインを助けたとか、なくって、一応ロンドンは助かるんだけども、それも祖父と父が最後に力合わせた結果だったりして、見終わった後なんともスッキリしない感じが残るんです。
ストーリー以外にも不満があって。
まず、絵。いや、スゴい描き込みで綺麗でホントに手間かかってると思うんですけど、リアルすぎて「そんなマシン有り得ねぇだろ！」ってのが出てきても、なんか普通に見れてしまう。今、再放送やってる「ふしぎの海のナディア」の第１，２話でヘンなマシンが出てきた時の方が、よっぽどワクワクしましたよ。
あと、制作開始から１０年かかって完成したそうですが、画面のスゴさとしては１０年かかる間に押井守監督の「イノセンス」に抜かされちゃったと思います。
それから、声。いわゆる声優さんじゃない人が多く使われてるんですけど、上手くないです。特に祖父役の中村嘉葎雄。俳優としてはスゴい人なんでしょうけど、呂律まわってないです。声優さんでも、いわゆるアニメ声じゃない人いっぱいいますし、ちゃんと声の演技出来る人使って下さい。ジブリの真似しなくていいですから！
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なんて、「ハロプロに萌える日記」なのに、ハロプロじゃない事にアツくなってしまってスミマセン。
だいぶ期待してて、裏切られてガックリだったので……
もし、子供と映画行こうなんて方がいらしたら、「スチームボーイ」より「ポケモン」の方が感動出来ると思いますよ。今回の「ポケモン」見てないけど、昔、何作か見たことあって、どれも素晴らしい出来でした。見たことあるのは「ミュウツー」と「ルギア」と「セレビィ」だったかな……だいぶ以前のですねｗ。（ネタバレあるから読まないで、って書いたのだから、見ようかなと思ってる人は読んでないハズで、どっちが良いよとか、ココで書いても無意味ですよねｗ。）
