舞台あらし・愛理

それから、書きたいのは愛理の歌声のコトです。
土曜の夜、かたさんと共に会場に入ってまずしたコトは「34丁目の奇跡」スタッフからの花を見るコト。事前にsoraさんに教えて頂いていたのですが、やはりそこには愛理の名前はありませんでした……
34丁目の奇跡」が今年も再演されると知ってから、今年も愛理のスージーが見れると淡い期待を抱いていたのですが、その期待は脆くも崩れ去りました。
(まぁ、エッグちゃんも気になりますので、出来れば見に行きたいとは思いますが。ちなみに、私が勝手に予想していたのは、めーぐるはセクシーになりすぎたので卒業w、スージー役が愛理と千聖ちゃんのダブルキャスト、ヘンリカ役がまいまいとサッキーのダブルキャスト、というものでした。)
そして、ステージ。今年の正月のハロコンでは愛理が結構推されていたのですが、今回目立つ場面はありません。
ただ一瞬、ワタクシ的には鳥肌が立つ場面がありました。
「カッチョイイゼ! JAPAN」にて「♪愛があるから 今がある」という石川さんのパートを愛理が歌ったのです。その瞬間、ワタクシには愛理の歌声が会場を支配したように感じました。
 
最近、火曜の深夜にテレ東で放送されているアニメ「ガラスの仮面」を見ているのですが(残念ながら、有名な原作マンガは読んだコトがありません)、先週の放送で主人公・北島マヤ「舞台あらし」だと言われる場面がありました。マヤはどんな端役を演じても観客の注目を集めてしまい他の役者が霞んでしまう、舞台を壊してしまう……「舞台あらし」とはそういう意味で使われています。
 
愛理にもそういう「舞台あらし」北島マヤのような面があるのではないか?と少し感じました。舞台を壊してしまうというコトはないにせよ、愛理が歌えばそこは愛理の世界、愛理ワールドになってしまうのです。
正月のハロコンでは、「赤い日記帳」を中野サンプラザでの初日だけ愛理がメインで歌っていました。そして、その後は何故か愛ちゃんがメインに変更になってしまいました。ワタクシは初日に見に行かなかったので、愛ちゃんメインの「赤い日記帳」を見ました。愛ちゃんの歌声も誰もが認める素晴らしさだと思いますのでそれはそれで良かったのですが、ワタクシは愛理の歌声が聴けなかったコトをずっと残念に思っていました。
そして最近、我慢出来ずにイケナイ音源をごにょごにょしてしまいまして、愛理メインの「赤い日記帳」を聴くコトが出来ました。……コレがスゴい。こんな音の悪い音源だけでもそこには「愛理ワールド」が広がっているのが分かります。そして、以前かたさんもお書きになっていましたが、この音源には観客の声が入っているのです。
「カッコイイ…」「イイよ、これ…」
1/3当日、この「愛理ワールド」を目の当たりにした人は愛理の虜になってしまったコトでしょう。
思うに、愛理が初日しか「赤い日記帳」を歌えなかったのは愛理が自分の才能を存分に披露しすぎて、他のハロメンが霞んでしまったせいではないか?と感じるのです。また、その時点では℃-uteなどの展開も決まってなかったでしょうから、今後の愛理の活躍の場を用意していないのに、観客に愛理への期待を高めさせるのは時期尚早と判断されたのかも知れません。
34丁目の奇跡」のスタッフにも同じように思われたのかも知れません。愛理は素晴らしかったけれど、ハムの人や元ヅカの人が霞んでしまう……序列的にはハムの人や元ヅカの人が主役であるのです。もちろん今度はエッグちゃんを売り込みたいUFAの思惑とかもあったでしょうが、主役を食わない「子役」を望まれたのかも知れません。
 
ただ、歌声でその場を支配出来てしまうのは歌手として素晴らしいコトです。(私が今回の夏のハロコンにて、愛理以外でそういう才能を感じたのは、やはりあややごっちん・なっちといったメンバーです。)
今後の℃-uteの展開と共に、愛理が思う存分「愛理ワールド」を展開するコトが出来る場が用意されるコトを期待致します。また愛理は今後しばらく℃-uteという枠の中で歌っていくコトになるでしょうから、歌声を抑えるってワケではないんですけど、なんていうか、上手く言えないんですけど……「℃-uteのカラー」となるような歌声も身につけて欲しいと思うのですが……
ともかく、もっと愛理が見たい、愛理の歌声を聴きたいのです。