「モーニング娘。コンサートツアー2006春 〜レインボーセブン〜」＠ハーモニーホール座間 初日初回
「レインボー７」について、「コンサートで歌われるコトを前提にしたアルバム」と云う評を目にしたのだけれど、今日のコンサートを見て「なるほどな」と思いました。
コンサートと云うアウトプットがあって初めて「レインボー７」と云うアルバムは「完成型」となるんだと感じたのです。ワタクシもきっと自然に、コンサートで歌われるコトを前提にして「レインボー７」と云うアルバムを聴いていたのだと思います。「レインボー７」を「良い」と感じる気持ちには、これらの曲をコンサートで聴いたら…と思う部分が無意識に含まれていたのだと思います。
それが良いコトか悪いコトかは分かりません。
少なくとも、コンサートでそれらの曲を聴くコトが出来たワタクシは非常に楽しく、幸せでした。
以下、ネタバレします。もしコメント頂ける方いらっしゃったら、ネタバレに注意して下さいm(_ _)m。
ネタバレ回避画像。
会場に入るとチラシを貰いますよね？ それの中に新曲「SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜」の振り付けがイラストが描かれたチラシがありました。
まだ我々がテレビとかで目にしていない新曲でも盛り上がって欲しいと云う心意気を感じました。そういえば、前回のツアーで「恋は発想 Do The Hustle！」を初めて聴いた時とか、会場が微妙な反応だった気がしますしね……
セットは、左右に大き目のスクリーンがあってその前に少し高いステージ、そのステージの下に小さめのスクリーン、真ん中に高いステージがあり、その下にもスクリーンがあり、全部でスクリーンが５つもあると云うモノで、要所要所でこのスクリーンが効果的に使われていました。
ハロプロのコンサートでスクリーンがある時は、大抵最初にメンバー紹介のVTRが流されるのですが、今回はいきなりアルバムの１曲目の曲から始まりました。私はこの曲からコンサートが始まって欲しいと思っていたので、いきなり非常に盛り上がりました。
01.HOW DO YOU LIKE JAPAN？〜日本はどんな感じでっか？〜
最初のMCの麻琴とガキさんがいきなりカッコ良すぎる。「♪お茶を飲め飲め最高茶葉」のガキさんの声にKOされる。
02.THE マンパワー！！！
アルバムと同じ曲順で「マンパワー」。ダンスの最初の並びで小春ちゃんがトップの位置に来てました。昨年秋のツアーではガキさんがトップの位置だったので、ワタクシ的にはちょっと残念ですが、小春ちゃんはもっと推されて目立っても良いとも思っているので、不満はありませんｗ。
03.Go Girl〜恋のビクトリー〜
「マンパワー」の最後の余韻無く、間髪入れずに始まったと思います。盛り上がれッ！ｗ
VTR
今までのシングルを紹介するVTRが流れ、新曲のタイトルが最後に表示される。なるほどな、ってエラそうに思いましたｗ。
04.SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜
なんだか芝居がかった感じで真ん中スクリーンの所から出てくる娘。さんたち。ちょっと離れた所にいる「SEXY BOY」たちを見て、「あそこにいるの○○クンじゃない？？」とか噂しているような仕草。
そして始まる新曲、ラジオの音源を手に入れて聴いていたのですが、現場ではチラシの効果もあってか、予想以上に盛り上がりました。「♪セクシーうえうえ」の合いの手の部分に入る振りつけを踊るれいなが超可愛かったです。１階席の人々に「もっとこの振り付け真似してッ！」って煽っているようでもありました。
新アー写と同様、前列に久住・高橋・田中・藤本の４人、後列にあとの６人と云う陣形が基本のようです。
05.パープルウインド
MC
06.色っぽい じれったい
間奏部分のダンスが今までと大きく違っていました。亀井と久住の二人がダンスを披露します。
07.愛あらばIT'S ALL RIGHT
08.友達(♀)が気に入っている男からの伝言／吉澤・高橋・紺野・小川・新垣・藤本・亀井・田中
この曲が歌われなかったツアー（2003年春ツアー）の頃はちょっと娘。から離れていた時期でしたので、それほど思い入れはなかったハズなのですが、この曲だって気付いてなんだかとっても嬉しかったです。
MC（レインボー７）
「戦隊モノ」風に名乗るMC。でも「７」とか言って８人いるし、変なのが混じってるし……
レインボーレッド：小川
レインボーブルー：吉澤
レインボーグリーン：藤本
レインボーイエロー：新垣
レインボーキツネ：紺野
レインボータートル：亀井
レインボーモンキー：高橋
レインボーコネコ：田中
ちょっと記憶が曖昧ですが、こんな感じだったと思います。メンバーたちに相手にされないレッド……
09.レインボーピンク／重ピンク・こはっピンク
二人の「ピンク」が会場全体をピンク色にしてしまったかのように感じましたｗ。
10.銀色の永遠／藤本
今回、ミキティソロは何歌うんだろうと思っていたのですが、アルバム曲、しかも静かめの曲で来ましたネ……ミキティの歌声を堪能出来る至福の時間……
11.NATURE IS GOOD！／吉澤・高橋・紺野・小川・新垣・亀井・田中
よっすぃ〜・れいながスカジャン着ていて、とても似合っていました。
MC（新垣・亀井・田中）
この三人のまま「INDIGO BLUE LOVE」を歌うのかと思いきや、えりりんが「この５人でぇ…」と次の曲を紹介し始め会場から「え〜っ？！」って声の大合唱ｗ。それに戸惑ったのか、えりりんが紹介をトチッてしまうｗｗ。三人が並んだ時点で、みんな「INDIGO BLUE LOVE」を期待していたのだから、しょうがないだろう……ココは流れが失敗しているなぁと思いました。
12.無色透明なままで／吉澤・高橋・紺野・小川・藤本
13.大阪 恋の歌／高橋
愛ちゃんがこの曲の冒頭のセリフを喋り始めて「おやおや？」と思っていたら、そのままソロでのステージに突入！ ビックリさせられましたが、非常にカッコ良かったと思います。
14.レモン色とミルクティ／新垣・亀井・道重・田中・久住
15.青空がいつまでも続くような未来であれ！
歌詞が小さいスクリーンに出ていたのですが、夢を叶え、また我々に夢を与えてくれる娘。さんたちが目の前で「なせばなる」とか云う「人生賛歌」な字面を歌ってくれると云うコトは、非常に説得力があるコトなワケです。いつの間にか泣いてしまいました。
VTR
「ザ☆ピース！」の１番をコンサートと同じセットで歌っている娘。さんたちの映像が流れ、そのまま２番の部分で娘。さんたちが実際に登場して歌われます。衣装換えのつなぎとして、新しい方法だなぁと思いました。
16.ザ☆ピース！
当時を彷彿とさせる金色の衣装。
17.INDIGO BLUE LOVE／新垣・亀井・田中
前の曲の最後、後方にスタンドマイクが３本現われ、遂にこの曲が歌われる時が来ました！ 控えめな振り付けで、歌声と表情で魅せる三人。もっとこの三人を見ていたいと思いました。
18.恋は発想 Do The Hustle！／吉澤・高橋・紺野・小川・藤本・亀井・久住
この曲を歌ってくれたのは嬉しかったんですが、新垣・亀井・田中の３人がいなかったのがちょっと残念……
19.直感２〜逃した魚は大きいぞ！〜
微妙に「レインボー７」のリミックスのアレンジが混ざっている気がしました。
MC
20.女子かしまし物語３
スクリーンが上手く活用されていました。下の小さなスクリーンに名前が出て、大きなスクリーンではメンバーの表情が映し出され歌詞の要所がテロップで出ます。ガキさんの所では、小さなスクリーンにちゃんと「新潟産のおいしいお米」って表示されましたｗ。
イントロとか間奏部分で、足を横に蹴り出すダンスがありますが、ガキさんのそれは非常に力が入っているように見えるんですよね。あれ、ぶつかったら痛いだろうなぁ等と、妙な感想を抱きましたｗｗ。
21.浪漫 -My Dear Boy-
正月のワンダフルハーツでも歌われたこの曲、高橋・藤本・田中の３人がメインボーカルで非常にカッコ良いです！
22.なんにも言わずにI Love You
本当に良い曲と云うのは無条件で良い、と云う感じです…
〜アンコール〜
MC
23.ラヴ＆ピィ〜ス！HEROがやって来たっ。
この曲歌ってくれないのかなぁ、と思っていたらアンコールで歌ってくれました。皆さんそう思っていたのかな？ 大盛り上がり。
24.さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ！
「レインボー７」を聴いていて、この曲が最後に歌われるんだろうな、と思っていてその通りになりました。この曲がコンサートの最後に歌われて初めて「レインボー７」と云うアルバムが完成した感じです。
そして、ガキさんのセリフでいきなり涙してしまいました。やっぱり、あのセリフは、ガキさんの心からのセリフなんだと思う。れいなは演じている感じがあった。喋りきった後、悪戯っぽく微笑むれいながいましたｗ。そして一番芝居がかっているのは最後のよっすぃ〜。泣かされて、そして笑わされて、終幕でした。
最後、スクリーンに映画のエンドロールのようにメンバーの名前が流れていき、各人の手書きのメッセージが映し出されました。
「レインボー７」と云うアルバムの「完成」を見たと同時に、やっぱりモーニング娘。って素晴らしいなぁと感じたコンサートでした。
コンサートで、意外とまだまだ家族連れを見かけるんですよね。
モーニング娘。、そしてハロプロを取り巻く状況は色々厳しいとは思うんですが、「内向き」でも良いからしっかりした商売をして、娘。さんたちが素敵な歌を歌い続けてくれれば、また風向きも変わってくるんじゃないかなぁ、とワタクシは勝手に思っています。
