映画「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」

昨日は映画「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」を見てきました。
ワタクシが見に行った劇場は初日だというのにハッキリ言ってガラガラでした…… 
この映画の一般的な人気がかなり心配になりました。
映画は、ワタクシ的には結構面白かったです。ただ、人に薦めるかというと「お薦めしません」w。
 
「こういうカッコイイ絵を撮りたい」という監督の願望があって、その間を繋げて100分の映画に仕立て上げたように感じました。
そういうシーンを「カッコイイ」と思う気持ちは分かるし、ワタクシはそういう部分を非常に楽しんだのですが、全体で「映画」として面白いかと云うと疑問符が付きます。
また、暴力的で悪趣味な描写は、もし自分に小さい子供がいたら見せたくないと思います。(ちなみにこの映画は「PG-12」指定になっています。) 
まぁ、いろんなツッコミどころを心の中でツッコミ入れつつ楽しむのも「アリ」かと思いますw。
そして、「カッコイイ麻宮サキを演じるあやや」「悪役を演じる石川梨華」と云う部分を楽しめるなら非常に「アリ」だと思います。特に、いっぱい宣伝されていましたが、いつもと全く違うキャラクターを演じる石川さんの演技は一見の価値があると思います。
リボンの騎士」のフランツ役を見た時も思ったのですが、石川さんの、努力で演じている役になりきっている様子が、見ているこちらの「快感」になる、と感じました。
あやや麻宮サキもカッコ良かったのですが、セリフが時代錯誤的で、ワタクシのような以前の「スケバン刑事」を知っている者には面白いと思うのですが、若い人にはどうなんだろうとちょっと気になりました。
でも「アクションはダンスのようで憶えやすかった」と本人が言っていた通り、アクションシーンはなかなかカッコ良くキマっていて素晴らしかったと思います。
(あと……岡田さんはいじめられる役がハマっていましたw。三好さんはハッキリ言ってちょい役かなぁ……)
 
そういった感じで、「人にはお薦めしないけど、面白かった!」とワタクシは申し上げておきますw。