Berryz工房ライヴ@ZeppTokyo 昼の部

ある意味、苦行でした。
「ZeppTokyo」で見ねばいけないコトが分かっていたにも関わらず見るのに良い場所が確保出来ず、劣悪な環境で見るコトを余儀なくされたのは自分がいけない面も多々あったのです。グッズの列に並んでいたら入場するのが開演時間を少し過ぎてしまったのです。グッズは会場内でも普通に売っていたよ……それならそれで「昼公演をご覧の方には会場内でも販売しております」ってアナウンスしろよ!とかムカつきながら入場したのも良くなかったです。
(一緒に並んで下さったPJさん、そしてワタクシの後ろの方に並んでいたpinzuさんには申し訳ないコトをしました……会場内でヲタ芸をするヲタからウチのカミさんを守って下さったかた37.2℃さんには大変感謝しておりますm(_ _)m。)
 
そんなマイナスな感情が支配した状態でライヴを見るのは良くないです。感動している皆さんに冷や水を浴びせるようなレポを上げてしまいそうで、一晩頭を冷やしてから書くコトにしました……そして良い点を冷静に考えてみました。
 
○ パフォーマンスの向上
ワタクシが「Berryz工房」のライヴというものを見るのは昨年夏のWスタンバイ大宮公演以来でした。その間、イベントやハロコンはあったワケですが、イベントでやるのは大概、新曲ショートバージョン+以前の曲+新曲フルバージョンって感じですし、今年の冬のハロコンでは「Berryz工房」としての出番は無かったワケで、やっぱり彼女たちのパフォーマンスをしっかり見れるライヴは嬉しいモノがありました。
そして、そのパフォーマンスは昨年の夏とは雲泥の差があったと思います。
ZeppTokyoでは「エンターティナー」として成長を遂げた彼女たちの姿を見るコトが出来ました。それは本当に嬉しいコトでした。
 
○ 最後の曲が「Bye Bye またね」だった!
これは、昨年アルバム「1st超ベリーズ」が発売された時から多くのBerryz工房ファンが願っていたコトだったのではないでしょうか? 「♪BYE BYE 私の 贅沢な あなたとの時間」という部分に、我々は我々が見ていたそのライヴの時間を重ね合わせるのは必至なワケで、胸にジ〜ンときてしまったワケですよ。あんまりマンネリになってもイヤですが、次の単独コンサートでもまたラスト曲だったりしても良いですよ?
 
……以下、少々苦言を呈したい部分もありますので、「続きを読む」にして書きます。
 
 
 
 
 
 
 
それはBerryzたち自身についてではなく、やっぱり「カラオケコン」と揶揄される部分についてなんですよね。
ワタクシは今回ネタバレを回避しようとしていましたが、どうしても目に入ってしまった情報として「Wの曲を歌ってWヲタが怒っているようだ。また、ミニモニ。ミニモニ。自身がコンサートで歌ったコトの無い曲も歌った。」というのがありました。そういった情報を読んだ時、Berryzたちは目の前の仕事をきっちりこなしているのだろうし、また、ハロプロの先輩たちに憧れてハロプロキッズになった彼女たちだから、先輩の唄を歌えるのは嬉しいコトだろうと、Berryzたちを責めないで欲しいと、ワタクシは思いました。ペペロンチーヌさんが「ベリヲタとWヲタの無益な対立」ってコトを6/7にお書きになった時に、そういう内容のメールを送らせて頂いたりしました。
でも、心が狭いのはワタクシだったよ……
 
今年の正月のハロコン以来、ハロプロ全体にそういう傾向が見られるワケですが、ワタクシはそれについては肯定的に見てきたつもりでした。コンサートを作る側は、基本的に「この組み合わせであの曲を歌ったら楽しいだろう」という我々を楽しませようという意図で行っているコトであると好意的に考えていたし、実際、後浦なつみもハロ☆プロパ〜ティ!もなっちふれあいコンも心の底から楽しんで見ていました。
しかし、それは複数の組み合わせで行われるコンサートでの場合です。あるいは、ワタクシは見に行けませんでしたが、美勇伝のようにまだ持ち歌が少ないグループの場合もまぁ許されると感じていました。
今回のBerryz工房のライヴはゲストも無しの単独のコンサートだったんです。他のグループの唄を歌う必要がありますか?
モーニング娘。が自身のツアーで他のグループの唄を歌いますか??
Berryz工房のファンはBerryz工房の唄を聴きに来ているのです。
 
ちなゆりが「あぁ いいな!」を歌った時は、「うわっヤベッ! 超キャワ!」と思ったんです。
お約束のように雅ちゃんがソロで登場して、お約束のように「トロピカ〜ル恋して〜る」を歌った時も、その神々しい姿に背筋がゾクゾクしました。
「春夏秋冬だいすっき!」を歌う5人の姿にも、「あぁ〜、これか〜、確かにこれはなぁ〜、でも今更「ジャンケンぴょん」も無いしなぁ〜」と冷静に見ていました。
しかし……「愛あらば IT'S ALL RIGHT」には激しく違和感を感じてしまったのです。
ワタクシはこの曲がそんなに好きなワケではなかったと思うのですが、それでも卒業直前のなっちが歌っていた「♪そうさ 時代はそれぞれいっぱい がんばって来たよね〜」の部分に娘。の歴史を重ね合わせ涙してしまう唄なんです。なっち卒業後も、娘。が歌うからこそ意味が生まれる唄なんです。
申し訳ないけど、りしゃこが歌ってもピンと来ませんでしたよ……
 
Berryz工房はアルバムも出しているし、シングルのC/W曲も良曲が多いし、コンサートで歌える曲はいっぱいあると思います。
新しくダンスを憶えさせるのが大変だから以前ハロコンでもやったコトのある「Yeah!めっちゃホリディ」や「ザ☆ピ〜ス!」を歌わせよう、とかいうのが理由なら、静かめな曲を歌わせてあまり複雑なダンスをしないようにすれば良いかと思います。(今回は歌わなかったけど、例えば「恋してる時はいつも・・・」とか「夢でドゥーアップ」とか) 盛り上がる曲の方が良いというのもあるかも知れませんが、ファンにはそんなコトよりちゃんと彼女たちの歌が聴けた方が嬉しいでしょう。盛り上がるヤツは「蝉」でも盛り上がっちゃうんだからさ!!!(ワタクシの隣の人が「蝉」で激しく踊っていて、めっちゃジャマだったYO……)
途中で少人数の組み合わせで歌うというのは自分も希望していたのですが、他のグループの曲を歌うコトによって他のグループのファンを悲しませてしまうなら、そこもオリジナルにして欲しいです。次のアルバムでは、何曲かそういう曲があると良いと思います。娘。もアルバムでそういうコトやってますし、それによって普段なかなか日の当たらないメンバーの魅力をアピール出来たりするかも知れません。あ〜、アルバムの曲でもちなゆり希望!ww
 
 
 
苦言部分が長くなってしまいましたが、今回ゲストも無しで本当にBerryz工房単独でライヴをやりきったコトは彼女たちにとって新たな自信となったコトであろうと思います。そしてまだまだ発展途上な彼女たちですから、今後もっともっと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるコトを期待致します。
夏には昨年に続きWとの合同コンサートがありますが、そこでWヲタとベリヲタの溝が深まらないよう、細心の注意を払った選曲をお願いしたいものです……