美勇伝ライブ＠品川ステラボール 11/12(土) 昼の部

結論から書くと「すげぇ楽しかった！」です。
　
誤解を恐れずに言えば（そればっかりだなｗ）、石川さんと云う人はなっちとは違って「モーニング娘。的」であるコトは求められない人だと思う。「モーニング娘。的」であると云うコトの基本には「歌」があり、それに関して石川さんは大変弱いと思われるからである。
しかし石川さんはその弱点を「個性」に変え、「ポジティヴな娘。」と云う新しい娘。像を創造し、絶大な支持を得た。（その精神は、こんこんやさゆに受け継がれていると思う。）
そしてその「個性」がアルバム「スイートルームナンバー1」と云う傑作を生み出す大いなる力となったコトは間違いないだろう。
所謂「歌唱力」が弱点でありながら、とても魅力的な「歌」を歌うと云う美勇伝の存在はある意味「なっち」と対極の存在であり、ハロプロの拡がりを感じ、逆に面白く思う。
　
傑作アルバムを引っさげて、各自のソロコーナー以外は美勇伝のオリジナル曲のみのステージ。ベリの「スイッチON！」ツアーの時にも感じたが、オリジナル曲と云うのはそのグループの為に書かれた曲であるワケで、やはりグループの魅力が一番引き出されると思う。
そしてその「歌」と共に魅力的だったのは「エロス」である。
惜しげもなく肌を露出し楽しげに歌う３人の姿には淫靡さはなく、石川さん直伝のポジティヴさを感じて、明るい「エロス」を素直に受け止めるコトが出来た。（若干、目のやり場に困ったが…ｗ）
そんな３人の楽しげなパワーに釣られて、ヲタ芸とか振りコピとかはしないが、自然と体が動き、ノッていた。（自分が見た場所はそんなにギュウギュウではなかったので、楽しくノれた。）
衣装替えの時間に流れるビデオ「人形劇」も笑えた。こういうお笑いをこなせるようになったコトも３人の才能だと思うので、テレビ等で上手く露出出来ないかなぁ、と思った。
ちょっと前からハロプロ関連の写真集で水着が多く披露されるようになったが、そういう方面に強いのはやはり石川さんや岡田さんのような人だと思うので、上手く男子諸君の心を掴むような、メディアへの露出が出来ないだろうか？　三好さんはグラビア的にはどうかと思うが、歌・ダンスはもちろん、バラエティ的に面白そうなキャラクターを持っていると思う。
　
ともかく、美勇伝のライブは「モーニング娘。的」とは遠いモノでありながら非常に楽しく、ワタクシが思う「ハロプロ」とは違う可能性を感じました。