ミュージカル「34丁目の奇跡 Here's Love」ストューカス・ロビン&福田花音

12/23(金・祝)にミュージカル「34丁目の奇跡 Here's Love」を見に行きました。今年もダブルキャストと云うコトで出来れば両方見たかったのですが、金銭的&時間的余裕が無く、ロビンちゃん&かのんちゃんの回のみ見ました。こちらのキャストを見るコトにしたのは、12/23に行けるからと云う理由が大きいですが、どちらかというとロビンちゃんとかのんちゃんの方が気になっていたのは確かです(照)。
 
去年はめーぐる&まいまい・愛理&千聖ちゃんが出演したので、どうしても較べて見てしまった部分がありましたが、今年も素晴らしいミュージカルでした。
このミュージカルは、おとぎ話や男性を信じないように育てられた女の子が、「本物のサンタクロース」そして「ちゃんとした男性」に出会って、人を信じるコト・愛するコトの素晴らしさを知って成長していく物語です。……え、違う?? まぁ、一般的にはハムの人演じる「ちゃんとした男性」フレッドが主人公なんだと思いますが、ロビンちゃんが演じたスーザンがもう一人の主人公であるコトは確かです。スーザンが「信じない」から「信じる」へと変化する演技を見て、観客はきっと「信じる」コトの大切さを知ると思います。だからスーザンはとても重要な役であります。
娘が生まれた日に夫に裏切られ、男性を信じなくなり仕事に生きる母親ドリスに育てられたスーザンは、最初こまっしゃくれてイヤな子供です。その子がサンタクロースに出会って「信じる」ようになると云う変化を演技で見せるコトが出来るかどうか、まずポイントだと思いますが……変化した後のロビンちゃん演じるスーザンの笑顔がとても素晴らしく可愛かったです。その笑顔だけでちゃいこー!と云うのはハロヲタとして盲目過ぎるでしょうか? でも、十分にスーザンを演じるコトが出来ていたと思います。かたさんがお書きになっていたように、ちょっと声が高くて演技も歌も抑揚が無い部分は確かにあったのですが、そういう部分を考慮しても舞台の上のロビンちゃんは素晴らしく「子供」でした。舞台の上で「子供」でいられると云うのは、今の時期にはそれだけで才能だと思います。「信じない」大人である母親ドリスと「信じる」子供であるスーザンとが対立する場面では、スーザンが「子供」であるからこそ感情移入出来るワケで、そしてドリスに対してスーザンが「大嫌い!」と叫ぶ場面では涙してしまうワケで、そんなスーザンを演じるコトが出来たロビンちゃんは素晴らしかったと思います。
(この日記的には余談ですが、「信じない」大人・ドリスを演じる元ヅカの女優さんが、「信じない」と云う部分に於いて途中までホントにイヤな感じなので、「信じる」側に感情移入しやすかったと云う面もあり、逆にこちらも素晴らしかったと思います。)
かのんちゃんは……ちっちゃ!!!!!!!!w ホントに小さくて、それだけで「子供」にしか見えないワケで、出番は少ないですが、かのんちゃんも「子供」としての演技を舞台の上で伸び伸び出来ていたと思います。
 
とても楽しいミュージカルで、今までハロコンなどのバックダンサーとしてしか出番の無かったエッグたちがこのような舞台に立ち、堂々と演技出来たコトはとても幸せなコトだと思いました。今後、クリスマスの定番ミュージカルとして定着していって欲しいですが、またその時にはハロー!プロジェクトから誰か出演出来ると嬉しいなと思います。