デビューアルバム『キューティークイーン VOL.1』

キューティークイーン VOL.1(初回生産限定盤)(DVD付)

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キューティークイーン VOL.1

キューティークイーン VOL.1

 
(参考:つんく♂コメント http://www.tsunku.net/cute.htm##cute_al01
 
どうも古い人間なので、「A面」「B面」とか考えてしまいます。
若い方で「A面」「B面」の意味が分からない方がもしいらっしゃったら、お父さん・お母さんに聞いてみてクダサイw。
℃-uteのデビューアルバム『キューティークイーン VOL.1』は既発売曲を集めたA面に、新曲を集めたB面、って感じの大胆な作りです。
(5曲目「タイムカプセル」がA面に入るかB面に入るかは見解の分かれる所だと思いますがw)
A面はもちろん、新しい曲で構成されたB面が素晴らしい!って感じのアルバムです。
 
さて、アイドルに限らず、恋愛についての歌が世の中には多いワケですが、℃-uteもご多分に漏れず恋愛ソングを歌っています。Berryz工房も同じように恋愛についての歌を歌っており、Berryzは思春期ジャストな今のBerryzたちの年齢の時期限定の歌だなぁと思うのですが、℃-uteは恋愛のもう少し普遍的な部分を歌っている気がします。
℃-uteの日」に一足早くお披露目されたまいまいメインの歌「EVERYDAY YEAH! 片想い」を聴いていて特に思うのです。この曲は「初恋」の歌なのですが、誰かを好きだと想う気持ちを歌っていて、まだ恋愛としては何も発展していない、何も起こっていないのです。それが「誰かを想う」と云う誰にでもある気持ちを思い出させ、最年少のまいまいがメインで歌われるコトで相乗効果で普遍性を獲得しているような気がします。
また、T&Cボンバー太陽とシスコムーンの歌をカバーしていますが、こちらは逆に恋愛が上手く行って「幸せ」である状態が歌われています。「片想い」から一足飛びに「幸せ」な状態を歌っちゃう所が面白いなぁと思うのですが、きっとまだそういう「幸せ」は知らないだろうなぁと思われる少女たちに歌われる「幸せ」は、ある意味「理想郷」的な世界を歌われているような、逆に幸せな気持ちになるような、不思議な感覚に陥ります。
 
インターネットで音楽が配信される時代になっても、「アルバム」という単位はしばらく無くならないと思います。℃-uteが良い「アルバム」でメジャーCDデビュー出来たコトを幸せに思います。