「As ONE」

「東京は寂しさだって 風景に変えちゃう 変えちゃう 
 だけど 明日も 自由なんだよ」

「東京は欲望だって 背景に変えちゃう 変えちゃう 
 全部 自分で 決めていいんだよ」

 
℃-uteのデビューアルバム『キューティークイーン VOL.1』に収録されている「As ONE」。
もちろん、つんくの作詞・作曲なワケですが、この歌詞を読んでつんく♂と云う人を不思議な人だなぁと思いました。
関東人の偏見かも知れないのですが、関東以外の地方の出身のミュージシャンは「東京での挫折」的な歌詞の歌を歌ったりするコトが多いような気がするのです。
有名な例だと、長○剛の「と○ぼ」とかですかね。(はてなキーワードにならないように伏字ですw) それが大ヒットしたりすると、それは挫折なのか成功なのかよく分かりませんがw、ともかく「東京」と云う都会が何かを喚起するコトは間違いありません。
自分は千葉県人なので微妙な所ですが、長○好きの人と話をして、そんなコト言われても鬱陶しいなぁとか思ったコトはありますw。
純粋の東京人が思うコトはもっと強烈なのでしょう。28年程前、遠藤賢司が「東京ワッショイ」で歌っています。
「甘ったれるなよ 文句を言うなよ 
 嫌なら出てけよ オレは好きさ 
 すすす好きさ東京 おお我が街」

 
まぁ多くの人は、東京に対してそんな「否定」でも「積極的肯定」でもなく、生きる場所として普通に東京で暮らしているのでしょうね。
ただ、首都であるが故に人の数が非常に多いと云うワケで。
つんく♂のそういった普通の感覚が「東京は寂しさだって 風景に変えちゃう」「東京は欲望だって 背景に変えちゃう」と云う表現に繋がっているような気がします。
その、つんく♂が「普通」の感覚を持っていると云う部分を「不思議」だなぁと思ったのです。
(もちろん「大阪人」なのにと云う部分を含みます。)
そして、「素敵」だなぁとも思います。
 
この「As ONE」は何がテーマなのかワタクシはハッキリとは分からないのですが、℃-uteが歌うコトを想定して書かれた曲だと思われるワケで、十代前半の少女たちの「感覚」みたいな何かを感じるコトが出来る気がする曲だなぁと思います。
愛理の声が、歌い上げるような感じではなく、疾走感を持った感じで駆け巡るのが好きです。
 
今日の℃-uteのイベントは残念ながら参加出来ないのですが、7人の℃-uteが立派にステージを務め上げてくれるコトを祈っています。
そして、めぐには……
「Don't be afraid! 今はただ癒す時間」