フジテレビ「白い春」

主人公が死んでしまうって結構衝撃のラストだと思うんですけど、でも後味が悪い終わり方ではなかったと思います。 
自分が父親になったせいか今の自分の境遇と重ね合わせて、春男に入れ込んでこのドラマを見ていました。 
もちろんワタクシは犯罪を犯したワケではないですが、“まとも”になろうと努力する春男の姿に、自分も父親としてもっと“まとも”にならなければと思わされました。 
(簡単に言うと、ちゃんと働いて稼いで子供を育てなければならないと云うコトです。) 
自分の殺した男の息子によって殺されてしまった春男ですが、さちの“父親”を守って死んでいったコトによって罪が許されたと云うか、 
――さちがお墓参りに行った時、お墓の前に春男が姿を現す演出はちょっとやりすぎかなぁと思いましたがw―― 
なんだか春男が“聖人”になったような、そんなラストだと感じました。 
阿部寛さんの演技は春男にホント合ってましたねぇ。怖〜い春男がさちと触れ合って段々と人間味が出てくる春男に阿部さんが持っているコミカルな面がちょっと顔を出してくるのが良かったです。 
さちの大橋のぞみちゃんはカワイイし演技上手いし、またドラマに出たら見てみたいです。 
あと、栞の吉高由里子さんのイマドキの子がちょっとズレたような演技も良かったですね。