「co・no・mi・chi」

co・no・michi (初回生産限定盤)

　
上手く言えませんが、「Buono!のロック」とでも云うようなモノがBuono!の曲には今まであった気がしていたんです。　
前向きな歌詞の中に、ちょっと素直じゃない部分とか屈折してる部分とかがあって、それがBuono!の三人の個性と上手く合致して、10代の女の子のロック的な感性がキラキラしていると云うか。　
それは、今までBuono!の多くの詩を手がけている岩里祐穂さんの功績が大きかったのかなぁ。
今回の「co・no・mi・chi」は、そういう部分が無いように私には思えて、ちょっと物足りないのです。
三浦徳子さんの詩は悪くはないと思いますが、私が思う上記のような「Buono!のロック」っぽさは欠けていると思うし、つんく♂Ｐの曲は「Buono!っぽい曲書いてみたで」みたいな感じに聴こえるのです。
　
Buono!の三人の歌声は変わらず伸びやかで、未来に向かう「co・no・mi・chi」にふさわしいのは救われます。